小悪魔 vs 小飼弾 スペシャル対談のお知らせ

今週18日発売のソフトウェアデザイン4月号にて、『小悪魔 vs 小飼弾 スペシャル対談』の記事が掲載されます!

Software Design (ソフトウェア デザイン) 2011年 04月号 [雑誌]

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ソフトウェアデザインのカラー連載ページ『小飼弾のコードなエッセイ』の特別編ということで、弾さんが小悪魔ちゃんにインタビューをします。ディレクターズの加藤社長は、ライブドア時代があるので、その当時の四方山話もあります。さらには、弾・aicoによる『即席NAT講座』まで掲載! さらにさらに全国のサーバ・インフラエンジニアに向けたメッセージまで! ぜひ読んでください!

写真もたくさん載っていますが、今回は特別に撮影現場を撮影したものを掲載します!
弾さんは、熱く語る語る! かなりインフラ大好きという感じです。サーバの話をし始めたらとまりません。

みんなで記念撮影。カメラマンさん寄ってます! 連載ページの最終カットはここまでよって撮影しているんです。

加藤社長とaicoさんで、弾さんのプレゼント用にサインを入れています。加藤さんがウサギを描いたりして……。


ということで、現在好評発売中です。楽天ブックスさんでの特別付録付きバージョンは、おかげさまで完売しました! 

小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記 ――インターネットやサーバのしくみが楽しくわかる

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まだまだ続く小悪魔ワールド!

本ができあがるまで③

この写真は製本前の刷りだしというもの。16(もしくは32)ページごとに1折りという単位でまとめられる。これを機械で挟み、背の部分をグラインダーで削り、糊を流し込んで、見返し用紙(タント)を巻いて表紙を組み合わせて本を作るのだ。ここまでの工程は機械で一気に行うことができる。カバーを巻くこともできる。しかし、問題は帯である。帯は本のサイズやデザイン意図によって違うので専用の機械が用意できない。多くの場合、製本所でパートのおばさん(想像だけど)が手作業で巻いているという。だからちょっとコストが上がるのだ。さらには、帯を4Cにして大きくして腹帯というものもある。
当社だと、

[改訂3版] 図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説

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のようにでかい帯を使うバージョンだ。
 ちなみに、aicoさんはきたみさんの本で勉強をしているそうだ。大ファンなのだ。
 実際、現在キャンペーン中なのだけど、
キタミ式イラストIT塾 「ITパスポート試験」 平成22年度 (情報処理技術者試験)

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キタミ式イラストIT塾 「基本情報技術者」 平成23年度 (情報処理技術者試験)

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この本は、イラスト満載でスゴイです。元原稿がフルフルでイラストレータなのです。
今ならば大手書店で、きたみさんのサイン本が販売されているところもあるそうです。

ちょっと話はそれましたが、本を作るという作業は非常に、前時代的で手間のかかる作業だと言えます。しかしながら、そのプロセスごとに、こだわりをいろいろ入れています。その作業が作っている側からすると非常に楽しいのだけど、デジタルブックになると、その楽しみが減ってしまいますねー。時代の空気を含んでいるのが本なのです。今だからできるというものもあるので、まずは手にとって本の外観も楽しんでいただけたらと思います。当社の本の中にも、そういう本がけっこう埋もれていますので、ぜひ探してみてください!

本ができあがるまで②

 本ができるまでの工程を少しお話しましたが,まだまだあります。今回は,一通りゲラの修正が終わった後の話です。いわゆる「入稿」と入稿後の話を書きます。
 今回は,著者校正を3回行いました。初校,再校,三校(念校)という段階です。ディレクターズの加藤社長がかなりの熱意で著者校正をかけてくれました。平行して村井先生には,PDFでゲラをお送りし,2回みていただきました。さらに念校のPDFも修正箇所の確認のためにお送りしています。さらには,ゴザ先輩(id:gothedistance)にも本文のゲラをみていただいております(感謝です)。そのかげで私もせっせと校正にはげみました。しかし,読み過ぎて,目が慣れてしまい思わぬミスもありました。そういう箇所は村井研究室の皆さんのバックアップが非常に助かりました。感謝の塊です。
 本書の裏側にはたくさんの関係者が支えているのです。流行りの言葉でいえば,aicoさんは「持っている」のです(実際モテそうですが……)。

 さて,1月某日にいよいよ原稿の入稿となりました。印刷所に渡すときに記念撮影をしておきました。

 CD-ROMには,CSのインデザインデータとイラスト画像スキャンデータが山ほど入っています。イラスト総数,実に300点以上です。すさまじいパワーがあります。1点ごとに,DTPデザイナーさんが線の細さを画像調整しながらそろえ,そして色をつけています。余談ですが,本文2C指定のとき,K(黒)インク以外をDICカラーで色指定するのですが,なにも打ち合わせしたわけじゃないのに,表紙の色指定とまったく同じカラーになるという奇跡が起きました。このときは非常におどろきました。もしかしたら小悪魔色があるのかもしれません。
 あと大事なのはプリントアウトした指定紙とよばれるものです(一番下で,はじめに,が見えています)。このとおり出力をしてください,という意味があります。印刷所のイメージセッターとプリンターでフォントなどの違いが出ることもあります(最近あんまりないですけど。クーリエ系のフォントはイメージセッター組み込みのフォントとかぶると出力が異なる場合があります)。
 向かって左がスペックシート(出力依頼票)と呼ばれる入稿環境を示したデータ票です。これには使用されているフォントや,組み版ソフトなどのバージョンなどが書かれています。
 そして向かって右が,台割りです。台割りは制作してくれるデザイナーさんが作ってくれる場合もありますが,なるべく担当編集が作ったほうがいいでしょう。私の場合は,エクセルでさっさと作っておきます。プリントするときに印刷のプロパティから1枚の紙に2ページ印刷するというふうに設定すると,柔軟な変更に対応できてなおかつキレイな台割りを作ることができます。ちょっとした技ですがお勧めです。
 おっとずいぶんと書きすぎました。続きはまた明日。

gihyo.jp読者にむけてのプレゼントは,

http://gihyo.jp/news/info/2011/02/1501

たくさんの方に応募いただいております。すでに20倍を超えております。
皆様ありがとうございます!

【祝】御礼! 小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記 増刷第3刷り決定!

 先週第2刷増刷をしたばかりなのですが,おかげさまで第3刷の増刷が決まりました。小悪魔ちゃんこと,aicoさんに代わりお礼申し上げます。感謝いたします。

小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記 ――インターネットやサーバのしくみが楽しくわかる

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 まだ楽天ブックスさんには,特別付録の『悪ウサドライバー(ねじ回し)』がついたバージョンを販売しておりますが,在庫僅少になりつつあります。店頭購入すると500円くらいはするドライバーが無料で付くという特典ですので,この機会にぜひご利用ください。私も持っていない非売品です(笑。

 本を作る仕事に就こうと思ったのは,本を読むことで,自分が知らないことや世界が大きく広がることのすばらしさを,共有したいというのが私の原点でした。本ブログの最初のほうで,ちょっと触れた『フーリエの冒険(asin:4906519008)』は,数学を独学するときに,非常に役立ちました。『量子力学の冒険(asin:4906519016)』については,僕は物理は修めていませんでしたが,基礎的な物理の教養を身につける上で,非常に役立ちました。2冊とも,まったくのゼロから,大学の教養程度の知識を身につけることができる良書です。これだけではありませんが,これら2冊のような,物事の本質に近づくことができる本が大好きです。そういう本を作ろうと編集者稼業を続けてきました。
 今回の『小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記』も,思考の過程や,自分が(aicoさんが)理解したときのよろこびを紙の上に表現ができているのではないかと思います。読者の皆さんが,そういう感覚を可愛らしいキャラ達とともに,感じてくれれたらありがたいなぁと思います。

 おっとさらに,増刷御礼があります。IBMLinuxスーパーエンジニアの中井さんによる

プロのための Linuxシステム構築・運用技術 (Software Design plus)

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 続編も鋭意制作中です。これがまたいい原稿なのです。

読者プレゼント告知!!!

『小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記』
gihyo.jp読者にむけてのプレゼント!!

http://gihyo.jp/news/info/2011/02/1501

日頃のご愛顧の御礼としてaicoさんよりサイン本をプレゼントします!

ぜひ,ご応募ください! 

ハッシュタグは #coakuma_book です。

発売後,おかげさまですぐに増刷が決まったので,その御礼という具合です。

本ができあがるまで①


 丸善ジュンク堂渋谷店にて。かなり減っているので,おかげさまで売れているようだ。マークシティの近傍にディレクターズさんがあるので,小悪魔ちゃんことaicoさん手書きのポップが啓文堂さんにあるはず。かなり沢山ご注文いただいたので感謝です。

 店頭で販売されるイメージは大事だ。上の写真のように,展示販売されるときに並んでいると良い感じの装丁だ。
 と,まあ今回は,本ができるまで。小悪魔本はすでにブログで発表されている内容をもとに再編集する作業が主なので,普通の本とは作業が違う。イラストが残ってないものもあったけど,まずは形を作ってしまうことにした。レイアウトデザインはほぼ決まっていたので,あとは語彙を統一し,軽くリライトを施しておいた。画面の指示のため,ブログをプリントアウトした。もちろんテキストはブログから抜いてある。

 黄色い付箋はイラストがないものを示している。一応すべて原画をaicoさんからお借りして,デザイナーさんがスキャンして線画が同じ雰囲気が出るように,画像加工もしている。わからないところで,ちゃんと職人の手が入っているのだ。
 そしてできあがった初校がこれ。

 さらに赤入れして,再校正。

 付箋の数が,修正の数である。これらのゲラのほかに,PDFで制作したものも,メールやネットワークファイルサービスなどを利用して送信している。村井先生には,PDFファイルのゲラを送っている。このとき,ゴザ先輩には帯の原稿を書いていただくために全ゲラを送付している。
 各章扉は,わりと最後のほうに制作している。今回は5種類ほどデザイン提案を受けて,それらの中から,aicoさんが選び,デザイナーさんが清書したものが扉デザインになっている。もちろん,各章の扉イラストは描き下ろしなので,ぜひ堪能してほしい。


 

Amazonキャンペーンの件

 『悪ウサドライバー』の添付がAmazonでは不可能になったので,急遽Amazon キャンペーンをプランすることに。当社Webでは縛りが強くてできないので,餅は餅屋でディレクターズさんでやっていただくことを御願いした。プランするにあたり,ある条件がわからず,発売前のギリギリまでキャンペーンを開始できなかった。その条件を,思い切って聞いたのが前述のエリエスブックコンサルティングの土井英司さんとお宝不動産の沢孝史さんだ。お二人とも何度もキャンペーンを実施されているので,何かご存じだろうと思ったのだ。
 メールを送ると,しばらくぶりにもかかわらず,すぐに返事が届いた。どうも成功している方は反応が非常に早い。お二人とも「すぐ」である(村井純先生もすぐにメールの返事をいただいているし……。自己反省せねばと思う)。
 ここで調べていたある条件は職業上の秘密で公開はできないが,お二人から同じ答えを得られたので,加藤社長にその旨を伝えた。これでやっとAmazonキャンペーンの推進ができることになった。
 ダウンロードできる購入者特典について,当初は特別編集のPDF小冊子でもよいかと思っていたが,aicoさんの書き下ろしによる,壁紙画像データとなった。
 Amazonでの販売は,発売から2週間しか経ていなけど良好な冊数となっている。ほんとうにおかげさまである。本1冊には,すごく沢山の人間がかかわっているのだ。ちなみにダウンロードページのデザインは,ディレクターズさんの社内デザイナーさんによるものそうだ。本のレイアウトデザインを踏襲しつつ,オリジナリティのあるセンスあるものになっている。

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